汚染についての質問と回答欄 
目次
● 今年の黄砂による放射能の影響
● 再警告「有機農法の危険性」
● 関東への拡散シュミーション
● Bomb effect地上核実験と、14C(炭素14)の増加
● 宮城県の汚染  SPEEDI予測公開
● 地球上で最も放射能汚染された地域
● 日本近海の海洋投棄
● 有機農法の危険
● 航空機モニタリングについての疑問点

今年の黄砂による放射性物質の影響

農業環境技術研究所

黄砂とともに飛来する放射性セシウム(137Cs) 2002年
日本における137Cs大気降下量の変動に、黄砂現象が強く関与しています。顕著な降下が認められた事例について調査したところ、137Csを含む砂塵の主要な起源は大陸の草原域であるとわかりました。
[背景と目的]
137Csは半減期が約30年と長寿命の人工放射性核種で、公衆被曝の原因になっています。近年その大気降下量は低い水準で推移していますが、春季にピークが現れるという特徴が認められ、このことから黄砂現象の関与が考えられています。そこで137Csを含む砂塵の起源および輸送過程の解明を目的としました。
[成果の内容]
 2002年3月には、青森や新潟など北日本や日本海側の複数地点で、チェルノブイリ原発事故以来最大となる137Cs大気降下量が記録されました(図1)。この時に浮遊粒子状物質(SPM)濃度の上昇も観測されており、砂塵の飛来が降下量増大の原因であったと推定されます。この事例では、同時期に大陸の草原域において砂塵の発生が顕著でした(図2)。
 そこで中国北部の草原(図3)を対象に現地調査を実施したところ、深さ2cmまでの表土から比較的高濃度の137Csが検出されました(表)。こうした土壌中の分布は、降水量が少ないため137Csの下方への浸透が遅いこと、草原では植生被覆により表土の侵食が抑制され137Csの減損も小さいことから説明できます。また土壌中137Cs蓄積量と年間降水量の間に正の相関が認められたことから、この137Csは特定の核実験場や施設からの放出物ではなく、1980年代以前のグローバルフォールアウト(地球規模の放射性降下物)に由来することが判明しました。
 大陸の草原では最近、気候変動や人為による砂漠化が進行しています。2001年から2002年にかけて中国北部は深刻な干ばつ条件下にありました。このため植生被覆が脆弱化し、2002年の春季には137Csを含む砂塵の発生が顕著になったと考えられます。
 以上の成果は大気中137Csの主要な起源を特定したもので、農業環境への負荷となる137Cs降下の、将来の水準を予測する上で役立ちます。

本研究は文部科学省科研費「黄砂に含まれる放射性セシウムの起源推定」による成果です。
リサーチプロジェクト名:化学分析・モニタリングリサーチプロジェクト
研究担当者:土壌環境研究領域 藤原英司
発表論文等:Fujiwara et al., Sci. Tot. Environ., 384: 306-315 (2007)

青森における2002年の3月1ヶ月間の降下量は0.82MBq/Km2でした

黄砂に乗って微量セシウム 石川県保健環境センター調査「人体に影響なし」  2010年
大規模な黄砂が観測された金沢市内=2010年3月21日
 大陸由来の放射性セシウムが黄砂とともに日本に運ばれ、春先の石川県内にも降下して いることが、5日までの石川県保健環境センターの調査で分かった。検出されたセシウム は微量で、1980年代以前の核実験で発生したと考えられる。実験から30年以上が経 過していることから、専門家は「健康への影響は極めて小さい」としている。
 県保健環境センターは2009(平成21)年4月から10年3月にかけ、金沢市太陽 が丘の同センター屋上で10日ごとに降下物を採取、濃縮乾燥した上で半導体検出器を使 いセシウム137の量を測定した。

 調査期間中に計8回検出されたセシウムの総量は、1平方メートル当たり0.67ベク レルだった。このうち約70%に当たる0.46ベクレルは、金沢市内で大規模な黄砂が 観測された10年3月21日を含む4日間に検出された。

 4日間の数値を人体が浴びる放射線量に換算すると、1日当たり0.000925マイ クロシーベルトでエックス線検査1回分の放射線量の約6万4800分の1となる。

 東日本大震災による福島第一原発事故に伴い、県内で3月21日〜4月4日に確認され たセシウムと比較すると、1日当たりでは約71倍に当たるが、同センターは人体に影響 がある値ではないとしている。

 金大低レベル放射能実験施設センター長の山本政儀教授によると、黄砂で運ばれてくる セシウムは、アメリカや旧ソ連が80年以前に実施した大気圏内核実験で発生したと推定 される。山本教授は、中国やモンゴルの土壌に含まれるセシウムが砂漠化の進行で黄砂と ともに飛来しているとし、「半減期である30年以上が経過しており、直接健康に影響を 与える可能性は極めて小さい」と話す。

 黄砂にはセシウム以外に硫黄、窒素酸化物など大気汚染物質が含まれており、県保健環 境センターは「セシウムをはじめさまざまな物質で長期的なデータを集めていきたい」と している。

2014年3月一ヶ月間の降下量
 

青森県は不検出が続いています、もちろん長野県、静岡県を除く中部、関西、以南はすべて不検出です。
そうすると妙なな事に気づきます、黄砂の影響が最も大きい西日本がまったく黄砂からのセシウム137を検出していないのです。
どんなに黄砂飛来の少ない年でも0.1MBq/Km2は観測されているはずですが、この不検出の嵐には疑問が残ります。

通常の降下物測定には1m2の器が使われるのですが・・・実は不検出だった県は50cmX50cmの容器が使われていました。
そうすると不検出だった県は1m2の捕獲容器を使わずに、1/4の捕獲面積しか持たない面積で降下物を捕獲していたのです。

この降下物測定には計測に対しての決まりはありません、1/4の捕獲容器でも4倍すれば同じとしていますが、もしも検出精度が0.5Bq/m2を検出限界としていたら常に不検出となります。
3月は黄砂の飛来が多い事や、3年が経過して原発由来の影響が少なくなっている事から調べて見ましたが、こんなトリックが見えてきました。
しっかりと計測されていた所は関東と一部の中部、東北だけでした。
福一の影響を受けなかったとしていた方が自治体には都合が良いのでしょうか?、しかし、黄砂の影響までも消してしまうとは、ボロが出てますね。

森林に降下した放射性物質からの再飛来について
森林の針葉樹に降下したセシウム137の影響が3年が経過して極度に低下しているのが顕著に見られます。
双葉町でも3月の降下量がセシウム137の量が840MBq/Km2と大きく低下しています。
森林から飛来するセシウムが落ち着くには3年が必要と考えていた事に間違いはありませんでした。