ICRP勧告と今後  
ICRP勧告とリスク評価          ICRP.pdf

しきい値の評価モデル

しきい値の評価は3種類に分けられます。
● WHOが提唱する直線モデルとして「被爆量が少なくても被爆量と害は比例する」とするモデル。
● 一定のしきい値以下は害が発生しないとするモデル。
● しきい値より低い被爆量は健康に良いとするモデル。
日本では3番目の「しきい値より低い被爆量は健康に良いとするモデル」が幅を利かせています。
ラドン被爆の様に、アメリカでは年間15000人以上が肺がんで死亡している要因として掲げていますし、WHOでもラドン濃度が100Bq/m2の場所には居住しない方が良いとしています。
ですが日本は温泉立国、もしもこれらを直線しきい値として採用したならば温泉街は閑古鳥が鳴く事になります。
ホルミシス説は政府指導なのでしょうね?




ICRPリスク評価は上図の様に直線しきい値なしの仮説に従って、自然発生率を基準としてがん、白血病、遺伝的影響を評価します。
現状では100mSv以下は自然発生率に埋もれて放射線の影響評価が出来ない状態にあります。
世界の自然界から受ける被爆線量は2.5〜10mSvが一般的ですが、福一事故によって発生している被爆は自然界から受ける放射線の影響を差し引いた値が採用されています。
つまり1mSv上限とするならば、自然界から受ける被爆だけで1mSvを超えてしまうのです。

リスク評価は難しく、被爆線量だけでは評価が難しいのです。
以前、NHKで「広島の入市被爆」の放送がされましたが、3日後に入市した人は200mSv/hもの被爆を受けています。
直接原爆の被害を受けなくとも大きな被爆を伴っていたのです。
司法がこの「入市被爆」を認めたのは何と平成16年だったのです。
  
症状は、急性被爆の症状 チェルノブイリ原発周辺住民の急性放射線障害に関する失われた医療記録  を参照。
福一事故とチェルノブイリを比較するつもりはありませんが、チェルノブイリでは急性被爆症で12000人が野戦病院に入院していたのです。

※ NHK「広島の入市被爆」の番組は録画があります、ご要望に応じて配布いたします。